回答テンプレート
セキュリティチェックシート:監視対象(アプリ/DB/ネットワーク)の範囲の答え方
最終更新: 2026-02-06
### このページの目的
「全部監視しています」と嘘をつかず、かつ「穴だらけです」と自白しないための回答スコープ定義です。
### 得られるもの
- レイヤー別(L3/L4/L7)の回答マトリクス
- 死活監視とセキュリティ監視の違い
- SaaS利用時の回答パターン
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### 回答テンプレート
#### パターンA:フルスタック回答(標準)
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当社のサービス監視は以下の3階層で実施しています。
1. **インフラ層**: サーバーのCPU/Memory/Disk使用率および死活監視(CloudWatch)
2. **ミドルウェア層**: データベースおよびWebサーバーのエラーログ監視
3. **アプリケーション層**: 外形監視(Synthetic Monitoring)による応答速度およびHTTPステータス監視
異常検知時は、SREチームへ即時通知される体制を確立しています。
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#### パターンB:SaaS中心システムの回答
```text
システムの主要コンポーネントはPaaS/SaaSを利用しており、基盤の監視はベンダーのステータスページを自動監視することで代用しています。
自社責務であるアプリケーションロジックについては、エラー追跡ツール(Sentry等)を導入し、ユーザー影響が出る不具合をリアルタイムで検知・修正する体制としています。
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### 添付・証跡として用意すべきもの
1. **監視ダッシュボード**: DatadogやMackerelのボード画面。
2. **通知チャンネル**: Slackの #alert チャンネルのスクショ。
### やってはいけないNG回答
- ❌ 「何かあればユーザーから連絡が来ます」(ユーザー監視は論外)
- ❌ 「時々見ています」(定常監視ではない)
### 最小構成 vs 推奨構成
| 項目 | Minimum(最低ライン) | Recommended(推奨ライン) |
|---|---|---|
| **範囲** | 死活監視(Ping)のみ | メトリクス+ログ+外形監視 |
| **自動化** | 手動確認 | 自動通知+自動復旧(AutoScaling) |
この記事について
想定読者
BtoB SaaSの開発・運用担当者、情報システム部門
記事の目的
監査人や取引先への回答作成時間を短縮し、抜け漏れのない回答を作成する
根拠・参照情報
- •IPA 安全なウェブサイトの作り方
最終更新日
2026-02-06
免責事項: 本記事は監査対応における判断支援を目的としており、法的・監査上の最終判断を保証するものではありません。 最終的な意思決定は、必ず関連規格(PCI DSS, SOC2等)の公式文書や、貴社の法務・監査部門の判断を参照してください。