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回答テンプレート

セキュリティチェックシート:ログ保持期間はどう回答する?(最低限/推奨)

最終更新: 2026-02-06
### このページの目的 ログの保存期間について「なんとなく」ではなく「ポリシーとして定めている」と回答するためのテンプレートです。 ### 得られるもの - 1年、3年、7年などの期間設定の根拠 - 「要件未定」の場合の逃げ方(回答テクニック) - コストを抑えつつ「長期保存してます」と言うための構成 --- ### 回答テンプレート #### パターンA:標準的(1年〜) ```text 当社セキュリティポリシーに基づき、監査ログは最低1年間保持しています。 直近3ヶ月分は即時検索可能なホットストレージに保管し、それ以前のデータはアーカイブストレージにて厳重に保管しています。 期間終了後は、自動化されたライフサイクルポリシーにより安全に破棄されます。 ``` #### パターンB:法定保存要件重視(7年〜) ```text 関連法規(会社法、税法など)および契約上の義務に基づき、取引および財務に関連する監査証跡は7年間(または10年間)保持します。 データは暗号化されたオブジェクトストレージに保管され、データの完全性が保証されています。 ``` #### パターンC:明確な規定がない場合(スタートアップ等) ```text 現状はシステムおよびクラウドベンダーの標準仕様に基づき、無期限(または最大期間)での保持を行っております。 今後、サービスの拡大および法的要件の具体化に合わせて、詳細な保持期間ポリシー(Retention Policy)を策定・適用する予定です。 ``` ※「無期限」は聞こえは良いですが、GDPR等では不適切とされる場合があるため、Cはあくまで過渡期の回答推奨です。 --- ### 期間設定の根拠(目安) なぜその期間なのか?と突っ込まれた時のための理論武装です。 | 期間 | 根拠となる規格・法律の例 | |---|---| | **1年** | PCI DSS(クレカ業界基準)、サイバーセキュリティ経営ガイドライン(推奨) | | **3年** | 医療情報システムの安全管理ガイドライン | | **7年** | 法人税法(取引に関する帳簿書類) | | **10年** | 会社法(会計帳簿) | ### やってはいけないNG回答 - ❌ 「容量がいっぱいになるまで」(管理されていない印象を与える) - ❌ 「特に決めていません」(リスク管理不足) - ❌ 「3ヶ月」(セキュリティインシデントの平均発覚日数が200日を超える現在、短すぎると判断されるリスクあり)

この記事について

想定読者

BtoB SaaSの開発・運用担当者、情報システム部門

記事の目的

監査人や取引先への回答作成時間を短縮し、抜け漏れのない回答を作成する

根拠・参照情報
  • IPA 安全なウェブサイトの作り方
最終更新日

2026-02-06

免責事項: 本記事は監査対応における判断支援を目的としており、法的・監査上の最終判断を保証するものではありません。 最終的な意思決定は、必ず関連規格(PCI DSS, SOC2等)の公式文書や、貴社の法務・監査部門の判断を参照してください。


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